プロ野球の2リーグ制導入と毎日オリオンズによる選手大量引き抜きについて。若林忠志、別当薫、土井垣武、呉昌征ら主力選手の流出騒動が…。

阪神タイガースがイチバンや〜!!

■ タイガース四方山話

■ 2リーグ分裂と大量引き抜き事件

◎ 2リーグ分裂

アメリカ占領下におけるGHQのスポーツ政策を背景に、
戦後のプロ野球人気は予想以上に沸騰します。

空前の人気となったプロ野球が採算が取れる事業だと判断した
毎日新聞、近鉄、星野組、西鉄など多数の企業からの申し込みが相次ぎます。

既存球団は代表者会議を開いて受け入れを検討しますが、
南海、阪急、大映、東急が賛成派、読売、中日、大洋が反対派と
各球団それぞれの思惑があり、意見が対立します。

我らがタイガースはというと、
春の選抜高校野球で甲子園を使用する上得意先の
毎日新聞に配慮し、当初は賛成派でした。

しかし、ドル箱カードであるジャイアンツ戦を失いたくないタイガースは、
賛成派から一転して土壇場で反対派にくら替え…^^;
裏切りのレッテルを貼られてしまいます。

賛成・反対が同数になったことで、1949年11月26日に日本職業野球連盟は解散。
賛成派は、太平洋野球連盟(パシフィックリーグ)を、
反対派はセントラル野球連盟(セントラルリーグ)を結成する運びとなります。

もし、タイガースがこの時反対派に回っていなかったら…。
現在、セ・リーグではなく、パ・リーグで戦っていたかもしれませんね。

◎ 大量引き抜き事件

新リーグ創設に際して、毎日オリオンズの魔の手が迫ります。
若林忠志、別当薫、呉昌征、本堂保次、土井垣武、大館勲といった主力選手が
次々に引き抜かれ、タイガースのチーム力は激減してしまいます。

「裏切りへの報復行為」とか「スター性のある別当薫が欲しかった」
とか毎日オリオンズ側の真相は定かではありませんが、
若林忠志と藤村富美男の対立、別当薫に対する阪神球団の態度も
大量引き抜き事件の引き金になったと言われています。

3代目監督・松木謙治郎が監督に復帰しますが、ベテラン捕手の門前真佐人が大洋へ、
ショート長谷川善三が西鉄ライオンズに移り、チームはまさにガタガタ…。
松木監督がチーム再建を果たすまで、数年間かかるハメになりました。

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